左手は十字キー

ゲームが好きなんだよね

第4回 あのときのタッチで幻の大地

どうです、このタイトル。

踏んでみましたよ、韻を。ンイッ!!(韻を大きく踏み外した効果音)

 

いやぁ。ゲームをする時間がない。

ないんですよ。毎年四月はこんな感じになります。誕生日がある月なのに!特別な月なのに!ゲームを買うくらいなら金はあるのに!

本を読む時間とか、こっ恋をする時間とか、そういうのは全然なくてもいいんですけど、ゲームをしないと人生が物足りない気持ちになってきてしまいます。ゲームはずっとしていたい。

 

そんなこんなで、これはもう、携帯ゲームしかないと。行き帰りの道でがっつりゲームしているよ、私という気持ちを味あわせて、自分をごまかすしかないと。でもそれなりに混んでいる車内で3DS広げるのってなかなか勇気がいるじゃないですか?車内で広げるのはそんなに恥ずかしくない人間なんですけど、ちょっと混み目の車内ではあのスペースもなかなか気を遣うやん?今日は混んでない車内だ、と思って点けたら充電切れてるとか、悲しいですよね。そういうこともあるので、もっと気軽に、ゲームをしたいということでついに私手を出してしまいました。

 

ドラゴンクエスト6 幻の大地

ドラゴンクエスト6 幻の大地

 

 

カーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

俺たちの青春!!!ドラクエ6!!!!!!!!!

これのアプリ版をね、買っちゃいました。

例年だとそろそろセールになるかもしれないんですけど、もう耐えられなかったので、買ってしまいました。1,800円。強気な商売だけども、これ全然高くないわ!めちゃくちゃ面白い!!

やっぱり幼少期は脳が柔らかいんでしょうね。久しぶりにやっても最短でダンジョンクリアする方法とか全部覚えているんです。ここで「せいどうのたて」出てくるから、今はお店で買わなくていいな、とかね。子供のころの記憶ってすごいなって思います。

 

3DS版を基にした移植なので、モンスターがね、スライム系しか仲間にならないのが切ないんですけど…俺たちのロビン2のことを思うと胸が締め付けられるんですけど、でもやっぱりドラクエ6はいいんだよ!!

主人公が村の祭りのために山を下りたところにある街に民芸品を売りにいくところからスタートするんですけど、民芸品を売るお店にコツがあって、頑張ったらめっちゃ高く売れるんですよ。なんかわたしそこがすごく好きで何回も何回もそのバザーをプレイしていたこととか記憶が鮮明に蘇ってきます。常々言ってたことなんですけども、私とドラクエ6の関係は完全な思い出補正の関係です。ゲーム音楽と記憶の関係みたいなのって、誰しも経験したことあると思いますけど、私とドラクエ6はそのさらにキツイ版で。町のグラフィックやモンスターの出現の仕方なんかも私の思い出をガンガン刺激してきます。思い出が攻めてくるよ。

 

あーこういうの経験しちゃうと、大人になるって楽しいことだと思ってしまいます。子供の頃だってすごく楽しかったけど、大人になってもう一回楽しさを再確認すると、さらにさらに楽しい。一度目の楽しさではなく、その時の楽しさも一緒に返ってくるから、2倍の楽しさが迫ってきているんだなと思います。恐ろしい。だから、みんながやって楽しいわけではないと思うのですが、私は誰よりもドラクエ6を楽しんでいる人間の一人になれていると思います。

 

とはいえ、思い出というのは楽しいだけではないので、違う意味で胸が痛くなることがあるのも事実。

私が最初にプレイしていたのはもちろんスーパーファミコンドラクエ6なんですけども、これが、振動に弱い。。。私がコツコツプレイしていたデータで、遊んでいたときに、オニオーンというたまねぎのモンスターが大量に出てきたのです。別に雑魚なので、なんでもなかったのですが、そのとき足先がスーファミに当たって(たぶん組み替えた)画面が止まり、データが消える、本当に幻の大地になってしまうという事件がありました。あれは泣きました。なので、オニオーンがそのときと同じ数出てくると、悲しみが押し寄せてきます。あのときのつらい気持ち…今はたいていのことではデータが消えないという恵まれた大地。そういうこともかみしめながら、ちょくちょくプレイしてゆきたいと思います。

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